大型蒸機重連
SL奥利根号
<JR上越線>
2005.1.4
国内の大型蒸機同士による重連運転は、ファンの夢だった

井野

津久田-岩本

水上(出区)

水上(入れ替え)

水上(上り発車)
国内の動態蒸機でもテンダー機の人気は高く、その重連運転はファン垂涎のもの。JR西日本は以前から山口線や北陸本線でC57+C56による重連運転を行ってきた。だが、大型のC57に比べ、タンク機設計にテンダをつけたC56では少々アンバランス感の印象もあり、JR東日本でもC58363とD51498との上越線での重連運転の実績があったが、しばらく運転の機会が無かった。C57180が1999年に復活以降、D51498とのコラボレーションに期待が高まっていた。
この期待が以前に高まった時があった。2000年、C57180が復活した翌年に早くもD51498との磐越西線での重連運転の話が持ち上がった。当初計画では確かに重連運転の考えがあったみたいだが、線路盤の問題等で重連運転は見送られ、津川駅での列車交換というものになった。
それ以降、幾たびと話題にあがるも実現はせず、一部では、テンダー機の重連はJRの集客の切り札だからよほどのことが無い限りやら無いだろうという見方もあり、ファンにとっては夢の域にあった。
2003年秋、JR東日本の冬季臨時列車の発表内容はファンの度肝を抜いた。年明けの2004年1月に上越線でD51498とC57180による重連運転をするというものだった。遂に切り札を振ったと期待は高まったが、C57180がその年のばんえつ物語号の運転後にボイラーの不具合が見つかり、クリスマストレインもD51498が代走する事態になったため、せっかくの発表に関わらず、その年の重連運転は断念された。そして今年、満を持しての重連運転は年の瀬の試運転から年明けの正月にかけて合計5日間運転され、ファンを魅了することになった。運転形態もD51,C57を交互に入れ替えたりとさらに楽しませてくれるものになった。