蒸機と旧客と
SL義経号(陸羽東線、新庄ー小牛田)
2004.9.18-20


新庄ー南新庄 2004.9.18


瀬見温泉ー鵜杉 2004.9.18


鵜杉-大堀 2004.9.18


西古川ー東大崎 2004.9.18


中山平温泉ー堺田 2004.9.18


長沢ー東長沢 2004.9.20


赤倉温泉ー堺田 2004.9.20


鳴子温泉ー中山平温泉 2004.9.20


鳴子温泉ー中山平温泉 2004.9.20

9/18-20の3日間、JR陸羽東線で運行されたSL義経号の撮影+乗車に行ってきました。編成はD51498+旧客4連。現役を知る方々には特に、当時を彷彿とさせるシチュエーションは人気を呼び、私も運転を知ったときはすぐにスケジュールを空けて待っていた運行でした。陸羽東線は1999年12月のC57180+12系4連による運行以来の来訪でしたが、沿線が自分の郷里にも近いことから再度のSL運行を期待していたので思い入れもあり少々気合を入れて臨みました。現地ではいろいろ感動もありましたが、思いを巡らせることもあり、自分なりに総括をしてみたいと思います。

【過去経過】
 陸羽東線に復活蒸機が入線したのは知っているだけで今回で3度目。
15年前のD51498+12系6連。この頃はまだ知らない頃でした。
1999年12月のC57180+12系4連。このときは磐越西線で復活したばかりのC57180が拠点での運行後にすぐ他線区に貸し出されたことの驚きと、冬季の降雪での走行シーンが感動を呼んだことで話題になりました。これで定例化を望んだ方も多かったと思いますが、それ以降、この線区でのSL入線は遠ざかったまま。しかもC57が運行以降、長沢、瀬見温泉、堺田の各駅の交換設備を撤去してしまったことから鳴子温泉ー新庄間の交換可能駅は最上駅のみとなり、この区間のダイヤ編成からみても今後、臨時列車を組み込むことは不可能と考えられてきました。昨年に真岡のC11325を使用しての運転の噂が立ちましたがそのまま立ち消えた感じでした。でも、そのときから今年の運用のふせんを張っていたのかも知れません。

【旧客編成】
JRの高崎で保有する旧客が只見線運行以降各地で活躍する中、DLの牽引列車以外、SLではC11のお供として定着しつつあった旧客。大型蒸機牽引による運行はファンとしても望むべきことだったと思います。近年においては試運転として上越線区で見たことはありましたが、営業車両としては本当に久々の編成形態だったと思います。これもC11とのコンビでの各方面での運用から結びついていった結果ではないかと思います。


【撮影地】
今回は有名場所に一極集中する形で鉄が集結していたように思えます。上り(小牛田行き)は、東長原ー瀬見温泉の県道とのクロス、鵜杉のガーター鉄橋、赤倉温泉ー堺田のサミット付近。
下り(新庄行き)は、小黒崎のカーブ(池月ー川渡温泉)、そして鳴子温泉ー中山平温泉の通称”こけし館”。特にこけし館はレストランのさつき亭付近がかなり鈴なりになっていました。ただここはキャパが結構あるのでさつき亭付近ではなくても見渡せるのでたくさんの人が入れるところです。それでもずっとここに踏みとどまる人もいて毎回不動の人気ポイントでしたね。
小黒崎のポイントも過去に雑誌の写真集で紹介されたこともあり毎回人気でした。47号沿いで傍らにドライブインもあることから一般の見物客も多く、路上駐車も多く、毎回激パでした。線路脇は先のりした方々が綺麗に草刈をしてくれた模様で、本番は築堤は見通しがよかったです。
上りで特に集中した赤倉温泉ー堺田付近。ガーター橋のある付近は見上げでもイイ感じですが、いかんせん線路付近の雑草が目立ち下回りが隠れる状況でした。堺田手前の鉄橋、その手間の踏切も非常に多かったですが、今回いろいろ話題になったのは築堤のアウトカーブを見渡せるお立ち台でしょうか。私は立ち入ることは無かったのですが、試運転を撮影した方の画像を拝見すると、なんとなく真岡線の天矢場のお立ち台を思い浮かべます。ただし天矢場よりも開けて見通しは良く、バックも山々が見えるなどスケールは大きいですね。
ただ、本運転時はそこの地主様の意向で入口にバリケードが張られ立ち入り禁止になっていました。

【乗り鉄】
幸運にもチケットを入手することが出来たので2日目に往復乗車した。特に復路はスハフ32であった。編成は赤帯び無しの茶オンリー。洗面やトイレは使えていたのかまで確認できませんでした。バッテリー節約のためか室内灯はこまめに消灯。車内の扇風機も回らせないように電源カット。尾灯も点いていませんでした。ただ尾灯は最終日は点いていたという目撃情報もあります。スハフ32は人気があり、鳴子温泉駅では停車中に乗客外と思われる人たちが代わる代わる入って中で記念写真を撮る光景も見られました。
今回の出撃でなにより驚いたのは各駅での歓迎イベントの力の入れようが凄いこと。只見線の初年度も驚いたが、この線区の各駅での歓迎振り,PR作戦には並々ならぬ気合が感じられた。沿線は温泉地が多く、駅名に温泉の名を冠している駅では、「天然温泉」「かけ流し」など本物の温泉をアピールすることが目立った。それぞれ観光協会だけでなく、旅館ホテルの代表者が姿を見せ、わが温泉地をPRしていた。ユニークなところでは、赤倉温泉駅でホームに即席でヒノキの浴槽をつくり、実際に湯を入れ、そこに女性が入って手を振りながらアピールするというもの。これは正直たまげた(笑。
当初は停車予定に無かった、鳴子御殿湯、中山平温泉も急遽乗降扱いで停車(中山平温泉は下りのみ停車)が追加され、さながら沿線の温泉観光PR列車となった。
NREによる車内販売も往復乗車。アテンダント2名が商魂旺盛で、弁当やSL記念グッツを全部売り切るんだとばかり、大きな声で車内を何度も往復するだけでなく、停車時間の長い駅では多少降雨でもホームに降りてさらに弁当やグッツ販売に精を出していました。そのかいあってか、SLグッツ(ミニHM、ミニサボ等)は3日間で完売したそうです。
記念のオレンジカードは15年前のD51入線の時の写真を使ったもので台紙付き@2000円でした。新庄や鳴子温泉、小牛田駅などで売っていました。

各駅の歓迎イベントは下記のようなもの。いつもながら往路のみで復路はなにも無しというのが多かった。
・新庄 乗客に観光パンフ配布、和太鼓演奏、源義経、武蔵坊弁慶、松尾芭蕉一行の衣装を来た男性陣が乗り込み最上駅まで車内練り歩き(上りのみ)。
・瀬見温泉 駅ホームに看板、垂れ幕、旗飾り。女将が乗車し、ちまきをプレゼント(上りのみ)。
・最上駅 駅前広場でよさこいソーラン、花笠音頭披露。出店。お米のプレゼント。甘酒、玉こんにゃく配布。鎧武者X2名乗車し、岩出山まで<上りのみ
・赤倉温泉駅 駅構内に飾り付け、ホーム中央付近にヒノキ浴槽設置し、女性2名入浴しPR。
・中山平温泉駅 無し
・鳴子温泉駅 駅ホームにてお囃子演奏。温泉各ホテル旅館代表者見送り。
・鳴子御殿湯駅 チラシ配布(上りのみ)
・岩出山駅 かりんとう、パンフ配布(上りのみ)
・古川駅 お煎餅、観光パンフレット配布(上りのみ)、駅前出店
・小牛田駅 抽選券つきパンフレット配布(上りのみ)、駅前&ホーム出店


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